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中国本土(香港・マカオ・台湾以外)での旅行や出張において、クレジットカードはどの程度利用することができるのか?
結論から言うと、日本のクレジットカードを直接使える場所は限られているものの、WeChatペイという決済アプリにクレジットカードを登録しておくことで、
中国本土のほとんどの場所で間接的なクレジットカード払いが可能となります。
また、中国の地下鉄はクレカのVISAタッチで乗れることも多いので、クレジットカードの本体も現地で常備しておくことをオススメします。
☆中国本土でオススメのクレジットカード3選
①エポスカード(VISA) – VISAタッチ機能付きで海外旅行保険内容も充実。年会費永年無料で、利用実績に応じてゴールドカードの永年無料の招待も届く(招待無しの場合は年会費5,000円)。カード利用後に”即時通知”が届くため、万が一不正利用された際にもすぐに気づける。
②セゾンカードデジタル(VISA) – 最短5分で発行できる完全ナンバーレスカード。年会費永年無料で、カードが届く前に番号利用が可能。オンライン決済用のサブカードとして使うのもオススメ。
③楽天カード(VISA、Master、アメックス、JCBから選択) – VISAかMasterのタッチ機能付きで楽天ポイントが効率的に貯まる。年会費永年無料(通常カードの場合)。利用通知が届くのが最短翌日と遅いのと、海外旅行保険の付帯条件が厳しいのがデメリット。
「これからクレカを作りたい」「既に持っているクレカはあるけどサブでもう1枚作りたい」という場合は、年会費無料で作成可能なエポスカードは1枚持っておくと大変便利です。
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中国本土でクレジットカードは使える?
中国本土では、日本発行のクレジットカードを直接使える場面は多くありません。
しかし、WeChat(中国版LINEのようなアプリ)にクレジットカードを登録すると、WeChatペイ経由でほぼすべての場面で支払いが可能になります。

レストラン、屋台、観光地のチケット、タクシー、スーパーなど、現地の支払いの大半をカバーでき、実質的に「間接的なクレジットカード払い」ができるイメージです。
日本で例えるなら、LINE Payが全国どこでも使えるような感覚に近いです。

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筆者の中国本土でのWeChat支払い履歴。エポスカード(VISA)をWeChatに登録して利用していました。
中国本土のキャッシュレス普及率は世界トップクラス
ここで、中国本土のキャッシュレス普及率について見ていきましょう。
まず2023年時点では、中国本土のキャッシュレス普及率は80%以上というデータが出ています。
キャッシュレス推進協議会が公表した「キャッシュレス・ロードマップ 2023」によると、中国のキャッシュレス決済比率は 83.8%となっており、国民の大多数がキャッシュレス決済を利用していることが分かる。
出典: www.near21.jp
その後2025年11月に筆者は北京(郊外含む)を旅行しましたが、5日間の旅行で、キャッシュレス決済(WeChatもしくはクレカ直接)を使えなかったのは、たった1回のみ。
体感としては、2025年時点では少なく見積もっても90%以上の場所ではキャッシュレス決済が使えるのではないかと予想できます。
地下鉄もクレジットカードのタッチ機能で乗れる
中国では、スマホのウォレットに追加したクレジットカード(カード現物でもOK)のタッチ機能だけで地下鉄の乗り降りが可能です。
以下は、実際に北京の地下鉄改札の機械。

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ヨーロッパなどではVISAとMasterしか使えない場所も多いですが、中国本土ではJCBやアメックスも対応しているので驚きです。
JCBやアメックスも使いやすい
ヨーロッパや東南アジアなど、多くの国では「VISAとMasterには対応しているけど、アメックスやJCBには対応していない」ということが多いですが、
中国では地下鉄の改札もアメックスやJCBタッチで通過できるほか、WeChatの支払いもアメックス・JCBのカードを通じて行うことができます。
ただし、中国国内での支払いには対応できても、中国以外の国に旅行する際にJCBやAMEXだけだと不便なことが多いので、
基本的にはVISAかMasterのカードをメインにしておくのがオススメ。
AMEXやJCBはサブカードとして持っておく方が便利です。
ホテルのチェックイン時にもクレカがあると安心
ちゃんとしたホテルであれば、チェックイン時にデポジットとして、現金を預けるかクレジットカードによる与信決済を求められる場合があります。
(デポジットは「一時的な預かり金」で、部屋の中の有料の飲み物を飲んだ際などにデポジットから差し引かれて”後から返金される”ものです。)
デポジットの金額は泊まるホテルにもよりますが、ホテルによっては宿泊金額の数倍の金額を預けなければいけない場合もあります。
ある程度の価格帯のホテルで連泊する場合、現金だと持ち合わせがないと支払えない場合もあるので、クレジットカードがあった方が確実に便利です。
ちなみに宿泊中に何か追加料金がかかるものを利用しなければ、デポジットはチェックアウト後に全額返金されます。
現金も多少は持っておこう
中国本土でクレジットカードがあれば「現金を使う機会はほとんどない」といっても過言ではないですが、とはいえ現金しか使えない場面も全く存在しないわけではありません。
「クレジットカード+数万円程度の現金」を常に持っておくのが安心でしょう。
中国本土でのクレジットカード利用は安全?
中国本土でのクレジットカード利用は、「中国だから危険」ということはありません。
都市部を中心にキャッシュレス化が進んでおり、WeChatペイなど公式アプリを通じた決済は高い安全性が確保されています。
ただし、海外でカードを使う以上、スキミングや不正利用のリスクがゼロではない点は他の海外の国々と同じです。
・カード現物はスキミング防止カバーに入れておく
・公共Wi-Fiでの決済を避ける
・利用通知をオンにする
・レシートを必ず確認する
といった基本的なセキュリティ対策は欠かさないようにしましょう。
適切に管理すれば、現地でも安心してクレジットカードを活用できます。
ちなみにスキミング防止カバーはAmazonでもお手頃なものがたくさん売られているので、チェックしてみてください。
中国本土でおすすめのクレジットカード3選
①エポスカード – 利用後の即時通知が届くので安心。VISAタッチ機能も付いており1枚は持っておくべきカード。

| 年会費 | 通常カード:無料 ゴールドカード:5,000円(税込)→招待経由だと無料 プラチナカード:3万円(税込) |
| カードブランド | VISA |
| タッチ決済 | VISAタッチ利用可能 |
| ポイント還元率 | 0.5% |
| ポイントの使い道 | マルイでの買い物、他社ポイントへの移行、マイルへの移行 |
| 海外での決済手数料 | 2.2%(2025年7月1日より3.85%に変更) |
| 利用後通知 | 即時(アプリorメール) |
| 海外旅行保険 | 傷害死亡・後遺傷害:最高3,000万円 傷害治療費用:200万円(1事故の限度額) 疾病治療費用:270万円(1疾病の限度額) 賠償責任(免責なし):3,000万円(1事故の限度額) 救援者費用:100万円(1旅行・保険期間中の限度額) 携行品損害(免責3,000円):20万円(1旅行・保険期間中の限度額) |
| 海外旅行保険の付帯条件 | 旅行代金(ツアー料金や交通費等、移動に関する代金)をエポスカードで支払い |
エポスカードは作りやすさ・使いやすさ・海外での安全性をトータルで評価して、非常にオススメできるクレジットカードです。
まず中国で最も重宝するWeChatにエポスカードを登録することができ、WeChatペイにより、お店での支払い、タクシーの支払いなど、旅行中のほぼ全ての支払いを済ませることができます。
さらにVISAタッチ機能も使えるため、中国本土で地下鉄に乗る際にも便利。
中国本土ではVISAのタッチ機能だけで地下鉄に乗れるようになっているため、切符を現地で購入する手間が省けます。
加えて、エポスカードはアプリかメールで設定をしておけば、カード利用後に即時通知が来るようになっています。
そのため、カード利用後すぐに「正しい金額がカードに請求されているか」を確認することができますし、
また万が一スキミング等によって気づかないうちにカード情報を抜かれていた場合も、不正利用された段階ですぐに気づくことができるので、被害を最小限に抑えることができます。
例えば3つ目に紹介する楽天カードだと、最短でも通知が翌日となるため、海外での安心感はエポスカードの方が優れていると言えるでしょう。
カードの表面にカード番号が書かれていない(裏面に記載)ので、お店での決済時に後ろから番号を覗かれたりするリスクも避けられます。
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②セゾンカードデジタル – スマホでカード番号を管理する完全ナンバーレスカード。予備で持っておくのにオススメ。
| 年会費 | 無料 |
| カードブランド | VISA |
| タッチ決済 | VISAタッチ利用可能 |
| ポイント還元率 | 0.1% |
| ポイントの使い道 | UCギフトカード、Amazonギフト券、各種商品券への交換 |
| 海外での決済手数料 | 3.85% |
| 利用後通知 | 即時(アプリ) |
| 海外旅行保険 | なし |
| 海外旅行保険の付帯条件 | – |
セゾンカードデジタルは最短5分で発行が完了し、発行後すぐにスマホでカード番号を確認して使えるようになるデジタルカード。
物理カードも後日届きますが、表面にも裏面にもカード番号が記載されない「完全ナンバーレスカード」となっているので、海外でカード番号を除きみられたり、店員に番号を記憶されて悪用されるリスクも防ぐことができます。
ただしセゾンカードデジタルは海外利用時の手数料が割高なのと、海外旅行保険も付帯されないので、メインのカードとして中国本土に持っていくには不向き。
リスクヘッジのためのサブのカードとして持っておくような使い方がいいかもしれません。
年会費・作成料などは無料なので、一枚予備のカードとして持っておいてはいかがでしょうか?
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③楽天カード – 楽天ポイントを貯めたい場合にオススメ。

| 年会費 | 通常カード:無料 ゴールドカード:2,200円(税込) プレミアムカード:11,000円(税込) |
| カードブランド | VISA、Master、JCB、アメックスから選択 |
| タッチ決済 | VISA・Masterタッチ利用可能 |
| ポイント還元率 | 1% |
| ポイントの使い道 | 楽天サービスでの利用 |
| 海外での決済手数料 | 3.63% |
| 利用後通知 | 最短翌日 |
| 海外旅行保険 | 傷害死亡・後遺傷害:最高2,000万円 傷害治療費用:200万円(1事故の限度額) 疾病治療費用:200万円(1疾病の限度額) 賠償責任(自己負担額なし):3,000万円(1事故の限度額) 救援者費用:200万円(年間限度額) |
| 海外旅行保険の付帯条件 | 旅行代理店で予約した海外パックツアー料金を楽天カードで支払い |
楽天トラベルなど楽天サービスを日常的に利用している場合は、楽天ポイントが貯まりやすくなる楽天カードもオススメです。
カードブランドもVISA・Master・JCB・アメックスから選べるので、すでに持っているカードと被らないブランドのカードを作ることも可能です。
ただし楽天カードは、
・利用後の通知が最短翌日であること
・携行品損害補償が通常カードだと付かないこと
・海外旅行保険の付帯条件が旅行代理店での予約に限られていること
など、”何かあった時の安心感”という点ではエポスカードに比べて劣ります。
そのため、まだエポスカードも楽天カードも持っていない場合は、海外旅行に関して言えばエポスカードを先に作る方がオススメではあります。
とはいえ通常カードであれば年会費無料なので、カードブランドの分散として持っておいて損はしないカードであることは間違いありません。
中国本土にクレジットカードを持っていく際の注意点
海外旅行保険はクレカ付帯のものだけだと足りない可能性がある
海外旅行保険の補償額については「いくらあれば絶対に安心」と言えるものはありませんが、過去に中国本土では、救急車での搬送・19日間の入院により2,000万円近くの治療費が請求された事例もあります。(参考サイト:SBI損保)
このレベルの医療費が請求されるのは稀な例ではありますが、より万全を期しておきたい場合、通常カード・ゴールドカードレベルまでの保険だと、最悪の場合補償額が不足する場合もあります。
安心・安全の保険に入っておきたい場合は、クレジットカード付帯のものとは別にAIGなどの個別の海外旅行保険にも入っておくと安心です。
スリや盗難に常に気をつける
中国本土は日本の報道ばかりを見ていると危ない印象を受けますが、外務省の海外安全ホームページではウイグル・チベット地域を除いて「全域危険レベル0」。(記事執筆時点の情報)
筆者も2025年11月(ちょうど日中関係が冷え込み出した時期にバッティング)に中国を訪問しましたが、一度も危険な目に遭うことはなく、最初から最後まで安全・快適に過ごすことができました。
ただし、スリなどの軽犯罪には注意する必要があります。
・ウエストポーチや首からぶら下げるケースに貴重品を入れ服の中に隠しておく
・カバンは体の前に持っておけるものにする
・席を立ち上がる時は絶対に席に貴重品を置きっぱなしにしない
など最低限の対策は常にしておくようにしましょう。
スキミング防止機能付き&チェーン付きのミニ財布は、クレジットカードなどの貴重品を収納して持ち歩くのに非常に便利です。
*世界情勢や治安状況など、時期に応じて変化することもあり得るので、最新情報は公的機関のホームページなどで必ず確認するようにしてください。
万が一の場合のクレカの連絡先は備えておく
万が一クレジットカードの紛失や盗難、スキミング等による不正利用等の被害に気づいた時に備え、すぐに電話をしてカードを止めてもらえるよう、サポートデスク等の連絡先は小さいメモやスマホに備えておくようにしましょう。
エポスカードのように即時通知が届くカードであれば不正利用にもすぐ気づけるので、カード選びも重要になってきます。
中国本土でのクレジットカード利用についてまとめ
中国本土におけるクレジットカード利用の利便性と、中国本土で使うのにおすすめのクレジットカードについてまとめていきました。
世界トップクラスのキャッシュレス先進国中国本土において、クレジットカードなしで旅行するのはかなり不便。
現地で使いやすいクレジットカードをしっかりと準備して、安心・快適な中国本土旅行を楽しんでください。
